「サブスクとCDって、どっちが音質いいの?」
「サブスクは音質が悪いって聞いたけど、本当?」
と疑問のあなたへ。
今回は、サブスクとCDの音質を比較!
結論から言うと…
比較する『CDの音質』が以下のどちらかなのかによる。
- CDのまま再生した音質なのか?
- デバイス(スマホやパソコン、音楽プレイヤー)に取り込んで再生した音質なのか?
まずCDのまま再生した音質と比べると、世の中のほとんどのサブスクは音質が悪い。
ただし以下3つのサブスクに限っては、CD以上の音質を楽しめるよ。
⇒Amazon Music Unlimited・Apple Music・Deezerの比較はこちら
また、CDをデバイス(スマホやパソコン、音楽プレイヤー)に取り込んで再生した音質と比べるなら、ほとんどのサブスクは同程度以上。
Spotify FreeとYouTube Music以外を選べばいい。
比較方法
今回比較するにあたって、以下の手順を用いたよ。
手順①サブスク全12社の音質を調べた
一言にサブスクと言っても、音質はどのサブスクサービスを使うかによって違う。
そこで各サブスクの音質を調べた。
結果をまとめたのが、以下の表。(50音順)
サービス名 | 最大音質 |
---|---|
Amazon Music Unlimited | 24bit/192kHz |
Amazon Prime Music | 320kbps |
Apple Music | 24bit/192kHz |
AWA | 320kbps |
Deezer (Deezer HiFi) | 1411Kbps |
dヒッツ | 320kbps |
KKBOX | 320kbps |
LINE MUSIC | 320kbps |
Spotify Premium | 320kbps |
Spotify Free | 160kbps |
TOWER RECORDS MUSIC | 320kbps |
Youtube Music | 256kbps |
うたパス | 320kbps |
Rakuten Music | 320kbps |
なお、上の表は、単位がkbpsとbit/kHzが混ざっている。
このままだとわかりにくいので、bit/kHzをkbpsに変換するよ。
単位の変換には、以下の計算式を使う。
kbps = bit × kHz × チャンネル数
※チャンネル数とは、スピーカーの数のこと(つまり2)。
つまり最大音質をまとめ直すと、以下のとおり。(単位はすべてKbpsに統一)
サービス名 | 最大音質 |
---|---|
Amazon Music Unlimited | 9,216Kbps |
Amazon Prime Music | 320kbps |
Apple Music | 9,216Kbps |
AWA | 320kbps |
Deezer (Deezer HiFi) | 1411Kbps |
dヒッツ | 320kbps |
KKBOX | 320kbps |
LINE MUSIC | 320kbps |
Spotify Premium | 320kbps |
Spotify Free | 160kbps |
TOWER RECORDS MUSIC | 320kbps |
Youtube Music | 256kbps |
うたパス | 320kbps |
Rakuten Music | 320kbps |
手順②CDの音質を調べた
次に、CDの音質を調べた。
CDの音質は、どう聴くかによって変わる。
そのため今回は
- CDのまま再生する場合の音質
- デバイス(スマホやパソコンなど)に取り込む場合の音質
の2パターンを考えた。
まずCDのまま再生した場合の音質は、1,411Kbps。
(これが一般的に「CD音質」と呼ばれるもの)
次に
- パソコン
- スマホ
- 音楽プレイヤー(iPod・ウォークマンなど)
といったデバイスに音楽を取り込む場合の音質。
この場合、音質は設定によるけれど…
例えばAppleやSonyの公式ソフトでは、最高設定で取り込むと、320Kbps。
そのためCDをデバイスに取り込む場合は、320Kbpsと考えて比較していく。
手順③サブスク全12社とCDの音質の違いを比較した
そして最後に、調べた音質を比較した。
比較結果
音質の違いをまとめた表がこちら↓
〇:CDのまま再生した場合以上に、高音質
△:CDをデバイスに取り込んでから再生した場合以上に、高音質(CDのまま再生した場合よりは低音質)
サービス名 | 最大音質 | CD以上の音質か? |
---|---|---|
Amazon Music Unlimited | 9,216Kbps | 〇 |
Apple Music | 9,216Kbps | 〇 |
AWA | 320kbps | △ |
Deezer (Deezer HiFi) | 1411Kbps | 〇 |
dヒッツ | 320kbps | △ |
KKBOX | 320kbps | △ |
LINE MUSIC | 320kbps | △ |
Spotify Premium | 320kbps | △ |
Spotify Free | 160kbps | ✕ |
TOWER RECORDS MUSIC (旧RecMusic、旧レコチョクBest) | 320kbps | △ |
Youtube Music | 256kbps | ✕ |
うたパス | 320kbps | △ |
Rakuten Music | 320kbps | △ |
すると上の表を見てわかるように、ほとんどのサブスクは、CDのまま再生するより音質が悪い。
けれど一部のサブスクは、話が別。
DeezerはCDのまま再生した場合と、ほぼ同じ音質。
また、Amazon Music UnlimitedとApple Musicは、CDのまま再生するより、圧倒的に音質が良い。
なお、別ページでも詳しく解説しているとおり、Deezerを選ぶ理由は、これといってない。
そのため、CDのまま再生するよりも高音質がいいなら、Amazon Music UnlimitedとApple Musicの2択となる。
また、CDをデバイスに取り込んだ場合と同じ音質でいいのなら、Spotify FreeとYouTube Music以外を選べばいい。
より高音質を求めるなら、やはりAmazon Music UnlimitedやApple Musicがおすすめ。
けれどそこそこの音質でいいのなら、コスパを重視してdヒッツやうたパス、Rakuten Musicから選ぶのもいいと思う。
まとめ
ということであなたがCDより音質がいいサブスクを求めてるなら、比較する『CDの音質』が以下のどちらかなのかによる。
- CDのまま再生した音質なのか?
- デバイス(スマホやパソコン、音楽プレイヤー)に取り込んで再生した音質なのか?
まずCDのまま再生した音質と比べると、以下3つのサブスクならCDよりも高音質。
なお、3社の比較は別ページで紹介している。
よかったらこちらもチェックしてみてね↓
⇒サブスク高音質ランキングTOP3!損しない全14サブスクの比較
また、CDをデバイス(スマホやパソコン、音楽プレイヤー)に取り込んで再生した音質と比べるなら、Spotify FreeとYouTube Music以外を選べばいい。
ではでは、以上参考になれば幸いです。