2022年現在、最もお得にハイレゾを楽しめるサブスクサービスが、Amazon Music Unlimited。
けれど必要となるのが、ハイレゾとAmazon Music Unlimitedの両方に対応したスピーカーまたはイヤホン(ヘッドホン)。
そこで今回は、両方に対応したAmazon純正のスピーカー『Echo Studio(エコースタジオ)』を評価!
実際に購入して使ってみたので、デメリットも含めてご紹介するよ。
結論からいうと、オーディオ上級者には物足りないかもしれない。
けれど初心者には満足できる製品だった!
特に低音の迫力がすごくて、自宅でもライブハウスや音楽スタジオのような音楽を楽しめるよ。
Echo Studioを選んだ理由
今回、Echo Studioを選んだ理由は、この3つ↓
- ハイレゾを聴きたかったから
自宅で使うだけでよかった - 据え置き型(充電しなくていい。自宅で使うだけなので)
- アクティブタイプ(用意する機器が最小限なので、オーディオ初心者でも楽)
ハイレゾを聴きたかった(ハイレゾ対応>ハイレゾ非対応)
ハイレゾに興味があったので、ハイレゾ対応を探すことに。
自宅で使うだけでよかった(スピーカー>イヤホン)
イヤホンやヘッドホンだと、長時間使ってると体に不調が起きることないですか?
サックはイヤホンだと、耳の中にデキモノができたり、なんかグジュグジュしてくる。
ヘッドホンだと頭痛がしたり、首が痛くなったり…
一方、今は自宅で仕事をしてるので、外で音楽を聞くことが少ない。
なのでイヤホンやヘッドホンでなく、自宅だけで使えるようにスピーカーでいいなと思ったんだ。
機材を色々用意するのは面倒だった(アクティブスピーカー>パッシブスピーカー)
ハイレゾ対応のスピーカーには、大きく分けて以下の2種類があるんだよね。
- パッシブスピーカー
- アクティブスピーカー
語句の解説
①パッシブスピーカーとは、アンプ(電力を調整する機械)を搭載していないスピーカーのこと。
スピーカーで音を出すにはアンプが必須。
なので別途アンプを選んで、用意することになる。
(選ぶアンプによっても、音が変わる)
一方、アクティブスピーカーとは、アンプを搭載しているスピーカーのこと。
カスタマイズ性は下がるけれど、用意するものは少なくて済む。
このうち、初心者にとって楽なのは、アクティブスピーカーだと思った。
用意するものが少ない分、あれこれ悩まなくて済むから。
充電するのは面倒だった(据え置きタイプ>充電タイプ)
ハイレゾ対応のアクティブスピーカーを調べると、持ち運びもできる充電タイプが多かった。
けれど自宅で使うだけなので充電できなくていいし。
むしろ充電するのが面倒なので、充電できないタイプ(据え置きタイプ)がいいなと思った。
充電コードを挿しっぱなしで使うと、バッテリーが痛みやすい分、膨張もしやすいだろうしね。
前だけでなく、左右からも音を聴ける
この時点で候補にあったのは、この2つ。
- Amazon Echo Studio
- ONKYO P3 ( VC-PX30 )
ONKYO P3は安いから、一見すると魅力的に思ったんだけどね。
けれどAmazon Echo Studioなら、スピーカーが前方向だけでなく、左右にもついている。
だから部屋のどこから聴いても、音楽を楽しめると思ったんだ。
※もちろん、スピーカーがついてない後ろ方向は除く
ってことで、Amazon Echo Studioを買ってみた。
Echo Studioを使って良かったこと
実際にEcho Studioを使ってよかったことは、4つ。
ハイレゾ初心者でも、簡単に使い始められる(用意するものが少ない)
先程も言ったように、Echo Studioはアクティブスピーカーだから、用意するものが少なくて済むんだよね。
だからオーディオ初心者のサックでも、あれこれ悩まなくて済むだろうと思って買ったわけだけど…
思ったとおり、楽ちんだった!
Echo Studioだけ用意したら、あとはAmazon Music Unlimitedに登録するだけ。
「アンプはどれを選べばいいんだろう?」「音が出ないぞ?」みたいに、何時間も悩まなくて済んだよ。
また、スマートスピーカーなので本体やスマホでの設定は必要だったけど、10分もあれば終わる簡単な設定だけだった。
ハイレゾ以外の音楽も大迫力
実際にEcho Studioで音楽を聴いて衝撃を受けたのが、低音。
ハイレゾの曲はもちろん、CD音質の曲でも迫力がすごい!
まるで音楽スタジオやライブハウスにいるかのような、ズシンと迫力のある低音。
これを自宅で聴けるのは、めっちゃ楽しい。
オーディオに詳しい人だと「音量バランスがー」とか気になるかもだけど、個人的にはこれだけの音がよければ満足。
また、聴いてるときは「床を這うような音漏れが起きるんじゃない?」と心配だったけど、意外と音漏れはない。
床でなく机や棚に乗せて使っているからか、小さめな音量で聴いているからか。
マンションだけど苦情は一切来ないし、家族からも何も言われないよ。
ハイレゾはもちろん、ハイレゾ以外の曲でもこの低音を楽しめるのは嬉しい!
Amazon Music Unlimitedを解約しても、他のサブスクを使える(無料のSpotifyやAmazon Music Freeも)
Echo Studioは初期設定だと、Amazon Musicを優先して使うようになっている。
けれど専用アプリで簡単な設定をすれば、他のサブスクに切り替えられる。
対応している音楽サブスクは、以下のとおり。
対応しているサブスク
- Amazon Music (Amazon Music Unlimited , Amazon Music Free )
- Apple Music
- Spotify
- AWA
- dヒッツ
- うたパス
なので例えば
「今はAmazon Music Unlimitedのハイレゾ対応曲が多いけど、Apple Musicのハイレゾ対応曲が増えたら、Apple Musicに切り替えたい!」
という場合でも、切り替えできるってこと。
また、サックの場合「今月はあまり音楽を聞く機会がなさそうだから、ハイレゾを聞かなくていいや」というときは、Amazon Music Unlimitedを解約して節約してる。
軽く音楽を聞きたいだけなら、無料のAmazon Music FreeやSpotifyでも満足するから。
こういったときも、Amazon Music Unlimited以外の選択肢があるのは便利。
タイマーや時間確認、日付確認が便利
あと音楽とは関係ないんだけど…
意外と役立ってるのが、タイマーや時間確認、日付確認などの基本機能。
特にオススメなのが、夜間の時計代わりにすること。
もちろんスマホでもできることだけどさ、スマホだと
- 手元にない→探してるうちに目が覚めてくる
- 画面を見ないといけない→画面の光で目が覚めてくる
- 一度触り始めると触り続けてしまう→寝られなくなる
みたいなことが起きた経験ない?
その点、Echo Studioだと声だけで操作できるから、睡眠を邪魔しない。
あとサックは運動不足解消に筋トレをやってるんだけど、休憩時間を測るのもサッとできて好き。
もし家族との共有スペースに置くなら、キッチンから声が届く場所にして、キッチンタイマーとしても使うと便利そうだね。
Echo Studioを実際に使って微妙だったこと
Echo Studioは音質がいいし便利だけど、微妙なこともある。
気になったのは、この3つ↓
- たまに聞き間違いが起きる
- 外部入力は使えないことが多い
- 学生プラン・ワンデバイスプランでハイレゾは聴けない
たまに聞き間違いが起きる
iPhoneのSiriでもよくあるように、購入前から少し心配だったのが、聞き間違い。
実際のところ、聞き間違いはたまに起きる。
例えばSpotifyを使ってるときに「Adoの曲を流して」と言う。
すると「Spotifyでアドラジオを流します」と間違えられちゃう、みたいな。
Amazon Music UnlimitedやAmazon Music Freeだとちゃんと聞き取ってくれるから、問題ないんだけどね。
あと聞き間違いが起きるのはたまにだから、気になるほどではないし。
サックは滑舌は悪い方で、周りの人からよく「なんて言ったの?」と聞かれる。
にも関わらず聞き間違いがほとんど起きないのは、むしろ優秀。
わざわざハキハキしゃべらずに自然なしゃべり方でも(というか、多少噛んでも)しっかり聞き取ってくれる感じ。
音声入力といえばSiri(iPhoneのやつ)が有名だけどより、Siriより優秀だと思う。
外部入力は使えないことが多い
スペック上、Echo Studioは外部入力(ライン入力)ができるはずなんだけど…
なぜか反応するときとしないときがある…。
以前はしっかり反応したのに、今は反応しなくなったから、システム更新の影響でエラーが起きやすいのかも。
それか接触不良でも起きてるのか…
なので例えば
- ゲームやテレビのスピーカーとして使う(ホームシアターみたいな使い方)
- PCやスマホにダウンロードしたハイレゾ音源を流す
みたいな使い方は不可能ではないけど、あまり期待しない方がいいと思う。
学生プラン・ワンデバイスプランでハイレゾは聴けない
月額380円という破格でAmazon Music Unlimitedを楽しめる、ワンデバイスプラン。
この存在を知ったとき、サックは「Echo Studioでワンデバイスプランを使えば、格安でハイレゾのサブスクを楽しめて最強じゃね?」と思っていました。
けれど残念ながら、ワンデバイスプランは、ハイレゾ非対応。(ついでに学生プランもハイレゾ非対応)
まぁハイレゾを提供するには、Amazon側もたくさんのお金がかかるだろうからね。
格安で提供してたらAmaozn側が赤字になっちゃうのかもだし、仕方ないね。
総評〜Echo Studioはオススメできるか?〜
入力(特にライン入力)が安定してできたらより嬉しいけど、今のままでも十分使える。
単純なスピーカーとしては、オーディオ上級者には物足りないかもだけど、入門者なら大半が満足できるんじゃないかな。
個人的には、買ってよかったと思える一品。
ということで、よかったらあなたも使ってみてね~